| 2003.11 |
世の中が変わりこの激動の時代にどう生きて、私の人生は素敵だったと言えるために、どうすればいいんでしょうか? 人生はやり直しがきかないというのも真実です。 何度でもやり直せるというのも真実です。終着駅は限りなく近く、限りなく遠く、限りなく数多いのです。今日は私の好きなサムエル・ウルマンの詩をご紹介します。(訳 作山宗久)
齢を重ねただけで人は老いない
理想を失ったとき 初めて人は老いる
歳月は人を面変わりさせるが 情熱を失えば心は涸む
希望に目を向けている限り 80歳であろうと90歳であろうと
人は青春の中にある |
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| 2003.10 |
最近インタ−ネットでは、占いコ−ナ−が大人気と聞いております。「今日のあなたの運勢は?」、「恋人との関係は?」などと面白おかしく報ぜられていて、アクセスする人も興味本位というのか、ゲ−ム感覚で受け止めているようです。コンピユ−タ−から出されたコメントは、不特定多数の人を対象にしているため、あなたという個に対しては必ずしも満足できるものではなく、一寸したヒントとしての軽いお遊びのようなレベルで認知されている傾向があります。人が本当に困ったときコンピユ−タ−は答えてくれません。自分の抱えている問題を打ち明け、理解してくれる生身の人間との対話によってこそ悩みは解消し癒されるのではないでしょうか。
インタ−ネット占いの一言がマイナス暗示となったとき、あなたの心は強いプレッシャ−に作用されそうです。若い世代のファンが増えて占いに対する市民権が確立し始めた風潮をうれしく思う反面ほんのちょっぴり案じているこの頃です。 |
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| 2003.09 |
9月11日 この日は十五夜お月見の晩です。薄を飾りお団子を供えながら月を愛でる、そんな慣わしと優雅な時間が少しずつ消え去りそうなこの頃、ふと思う事は月に拘わるあれこれでした。昔から日本人は星よりも月に深い関心と愛着をもって暮らしてきました。欧米を始め諸外国の多くは、月よりも星を大切に思ってきました。古代から狩猟時代遊牧時代の歴史を持つ彼等にとって星の存在は方向や季節を知る羅針盤として欠かせないものだったのでしょう。(PHP日本のしきたり) 彼らは何故か月を不吉なものとして捉えていて 例えばドラキュラは満月の夜に現れるとか---占星術でも新月の日に生まれたものは、月の光が太陽の光を遮るので冴えない運命だとか---
古来日本人は満月に清らかさ神々しさ神秘さを感じ、月の満ち欠けにものの哀れ世の無常を嘆き、日本人の豊かな感受性は花鳥風月に風流の極みを見いだしました。童謡の「十五夜お月さん」を口ずさみながら見上げる夜空に、いにしえのロマンと月面着陸したアポロの映像を重ね合わせ不思議な感傷に浸っていました。 |
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| 2003.08 |
坂本 九ちゃんが亡くなったのは夏の暑い日のころでした。
「上を向いて歩こう」というソングは、九ちゃんの軽快で淡々ともの優しげなビジョンを映し出して大ヒットしました。日本はもとより世界中で今も歌い継がれています。
私は特に二番の歌詞が好きです。
上をむいて歩こう
にじんだ星をかぞえて
思い出す夏の日
ひとりぼっちの夜
幸せは雲の上に
幸せは空の上に
悲しみは星のかげに
悲しみは月のかげに
ちなみに九ちゃんの九=Qという数は1から始まる最後の数字です。物事の完全な終わりを意味し、タロットカ−ドでは修道服を着てランプを掲げた老人の絵でシンポライズされています。このカ―どの示すものは、ゴ−ルの達成や旅といった事柄と関わりあっています。
空に散った九ちゃんの宇宙に感応するようなハ−モニ−とも無縁ではないと想われてなりません。
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| 2003.07 |
7月半ばに雷鳴夕立の訪れとともに梅雨が明け、いよいよ夏本番盛夏を迎えます。この月には七夕、お盆、お祭りなどの民族行事が集中して行われます。地獄の釜が開くというお盆にはお迎え火を焚き故人の供養をするため霊というものにかかわる故なのかTVやお芝居ではお化けや幽霊の話で賑わいます。
恐ろしくてぞっとして結構暑気払いの効用はあるのですが、でもご存知ですか?有名なお岩さんや番町皿屋敷のお菊さん牡丹灯篭のお露さんに至るまで幽霊は女に限られていて男は皆無ということを----そしてなぜ幽霊の存在が信じられてきたのかと不思議にお思いになりませんか?
霊とは如何なるものかと辞書をひきますと、形に触れられないもの、思想上に限って認識される精神的現象ということです。人は死ぬと肉体は消滅するが霊魂は残るという説もあり、深層意識の中にある人間の念が幽霊の姿をかりて、この世にあるときの怨念を執念と化して現世の人間の前に夜な夜な現れてくるようです。
日本には昔から陰と陽で物事を捉える感覚があり男は陽、女は陰とし水は陰とされていて、水辺の柳の木の下で恨めしやと現れるのは陰の象徴である女に限られていました。
江戸時代以降女は弱いものとし従属化していた男たちは、痛めつけていた弱い筈の女の底知れぬ恐ろしさに怯えていたのでした。
庭石に梅雨明けの雷ひびきけり 星野立子
送り火の先の闇見て佇ちつくす 加藤千世子 |
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