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5歳 兄がふたつの紙筒に糸をつけて、電話を作ってくれました。
もしもし夜になりますとね
これで お星さまを見ますよね
15歳 病院の窓から流れ星を見ました
流れ星が消えない間に願い事をかけるには
あまりにも短い
病気が治りますように、母が素早く祈ってくれました
17歳 センセイが眼鏡玉と虫眼鏡で1吋40倍の望遠鏡を作って見せてくれました
お月様には、ソバカスがあると言ったわたしに
大笑いされたセンセイは、私以外の人と
結婚されました
20歳 わたしも彗星を見つけたいと思いまして、そのころよく言い間違いました
暗くなってきました
明かりをつけますね・・・というのに
星をつけますねと
40歳 ボーナスで 2吋の望遠鏡を買いました
双子座の二重星が 目玉焼きに見えました
なにかに飢えていたようです
45歳 8吋のレンズから土星を見せてもらいました
土星の輪は扁平で真中は暗く 袖を突っ張って
奴さんのように少しだけおどけて笑っているように見えました
サタンとレオを従えていて 他にも衛星が米粒のように
射るように 輝いていました
束縛 制限 冷笑 非人情
人がつけた土星のシンボルは なぜ?
星は人の運命に影響を及ぼすのか
わたしは、全身で探知機に なりはじめました
さあ このあたりで 私の天文暦表をしばらく閉じましょう
今度は 科学に基づいたほんとうの天文暦を使って
あなたの幸せを彗星のように発見してさしあげたいのです
直接 お眼にかかったら 歯に衣着せずに お伝えしたいことが
山のようにありますから
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