November 2006

おんななら、カボチャにサツマイモ!

たまにはデコレーションケーキ

 さて、つい最近わたしが駅でみかけた微笑ましい光景ふたつ。某駅で電車の入線を待っている時、それは日曜日の昼下がりで普段とは違いホームの人影もまばらだったせいもあるのでしょう、通常ならキビキビとしているであろう駅員さんの動きがやや変。前かがみになって両手をこう、前に伸ばすようにして組んでおります。そして腰のひねりをつかって、その手を右上に大きく振り上げたかと思うと、下方より左上に向け半弧を描くようにやはり腰をうまく(だったのかしら、あれは?)使って、ひゅ〜ん、ナーイスショット! 通勤途中のサラリーマンでは何度となく見かけるありふれた光景ですが、駅員さんにおかれましては私には初めて見る「素振り・オン・ザ・ホーム」でした。別の日の朝、通園途中とおぼしき、紺のブレザーと真紅の半ズボンという制服姿の5歳くらいの男の子たち数人。駅の階段を勢いよく駆け上がっていく、すばしっこいチビひとり。その速チビの背に向かって、やや遅れぎみの他のチビっ子たちは口々に「おぉーい、カステラー、待ってよぅ〜!」「カステラったら〜!」と叫んでいるではありませんか。世にあだ名はたくさんあるとは思いますが、「カステラ」というのはねえ・・・。ありふれていなくて、なんだかいいよなー、と、私はその日はほのぼの気分で過ごすことができました。 

今月に入るギリギリまで、街のあっちこっちには橙色がひしめいていました。ハロウィーンのためですね。それ自体には興味はありませんが、カボチャは好きです。ゆめてん村でもカボチャの収穫は夏なのに、なんで冬に向かってカボチャ?とは自然に浮かぶ疑問でした。が、貯蔵がよく効く野菜なので、昔から夏に収穫したカボチャを大切に保存し、緑黄色野菜が少なくなる冬場に備えた、と聞いて合点がいきました。おかずにもお菓子にもこれからしばらく活躍してもらいましょう! と、まずカボチャのクッキーと、カボチャのパウンドケーキを焼いて10月を締めくくりました。

先日はサツマイモをいただきました。さて、ヤキイモしようかな、と割ってみてから、あれれ?紫芋だわ。鹿児島や沖縄が名産で、沖縄では紅芋と言われており、ポリフェノールの一種、アントシアニンを豊富に含んでいるために、濃いきれいなムラサキ色をしているのだそうです。これは普通に食べるよりお菓子でしょう!と、作ってみたのは今月のトップを飾る紫芋のタルト。加熱しても色は損なわれることなく、きれいな色のまま仕上がりました。あまり、イモイモした感じは強調されておらず、おじゃがのケーキほどではないもののあっさり系の味で、イモなんざぁおんなこどもの食うもんじゃい!などどおっしゃっておいでの御仁(がいたとしたら)にも召し上がっていただけるものと思います。なお、上に乗ってツヤツヤとしていうのは、初めて土鍋を使って炊いてみた黒豆です。市販の黒豆は時に柔らかすぎて物足りなさを感じるので、マイ黒豆は、噛み応えややしっかりめなハードなバージョンにしてみました。

今月のすぐれもの!(写真左下)・・・合羽橋の蝋細工ショップで買わずにはいられなかった携帯ストラップ。うふふ、さあ、どれが作りものでしょう? なお、この携帯ストラップを見た人の多くは、柿の種が無性に食べたくなると言っています。