February 2004

鬼もあせるクッキー

鬼もあせるクッキー

 大人になっても子供の時分と変わらずいまだに苦手なものがあります。「地震、雷、火事、オヤジ」と言われるけれど、私の場合は「地震、カエル、火事、おばけ」。雷とオヤジは平気なのさ。地震は海外に移住でもしない限りこの地震大国ニッポンでは避けられないことだから、いざ!に備えて時々気をひきしめています(いつもならいいのだけれど・・)。先日は千代田区主催の防災訓練に参加してみました。雪の舞う土曜日、警視庁、消防庁、自衛隊も加わっての大掛かりなもので、ビル屋上や閉じ込められた車内からの救出シーンや、警察犬の活躍を目の当たりにし、あまりの寒さで足先の感覚がマヒしていることすら忘れて、感動まじりの体験をしてきました。次のカエルですが、これは出そうな場所には近づかない、が鉄則。しかし、ゆめてん村はカエルたちにとっても住み心地のよさそうな場所、わたしはかなり戦々恐々としています。火事もほんとうにこわい、特に乾燥している今の時期はとりわけ火の元に注意。それを口実に天ぷらや揚げ物類は家ではやらないようにしています。さいごにおばけ――これは想像上の産物だと承知してはいるんですが、わたしは想像力が乏しくないほうなので困るのです。TVで心霊写真とかホラー映画を誤ってほんのちょっとでも見た日には眠ろうにも眠れない。試験勉強などで夜中まで起きていなければいけない時には役に立つかも・・が、想像が想像を生んでますますこわーくなって勉強になんて集中できなくなってしまいそう。

 さて、節分の時に登場する「鬼」にも「妖怪・おばけ」の意味があるそうですが、幼稚園の頃に節分に備え鬼の面を作りかぶっていた身には「鬼」はどこか怖がりきれない存在です。雷に近づきすぎて縮れてしまったのかあの天パー、酒をやめられないのか赤ら顔、いっちょうらとおぼしきトラ皮パンツ。西洋から来たバレンタインの風習に近年かなり押されぎみになっているのも、節分には欠かせない鬼さんを応援したくなる理由。そこで、今月は鬼さんがテーマです。豆を投げつけられて慌てふためいています。そちらのおとーさんも、今日は飲み会を早めに切り上げてお帰りにならないと豆が飛んできますぞ。