October 2003

ほっこりまろん

    材料をそろえよう

  • ゆで栗 250g  ☆ はちみつ又は砂糖 大さじ2 ☆ 牛乳 大さじ2〜3 ☆ 溶き卵  

    準備しておこう

  • 栗をゆで、皮をむいておく。

    作り方はこれ

  • ゆで栗を粗みじんに切り、ボールや深めのしっかりした皿などに入れ、フォークの背などを使って押しつぶす。
  • なべに栗、はちみつ、牛乳をいれて火にかけ、よく混ぜる。
  • プリンカップや耐熱容器に入れ、溶き卵をうっすらと塗り、トースターの高温で8〜10分ほど焼いて焼き色がついたら、できあがり!

    お役立ち

  • ゆでた栗は包丁やナイフなどで縦半分に割り、スプーンでほじりだしていくと無駄なく使え、また安全です。
  • 風味を加えたいときは牛乳の量を少し減らし(大さじ1〜2)、バターを加えたり、仕上がりにラム酒やブランデーなどを入れるとよいです。
  • これは、栗の粒々を残すやり方なので、舌触りなめらか希望の場合はミキサーや裏ごし器をお使いください。
ほっこりまろん

 一年の中でも最もホッとする好きな月が巡ってきました。空の雲も空気の香りもなんとも穏やか。しかし子供時代には、好きだなんて言っていられなかったわなあ。今どきの学校では春や、はたまた夏に行うところがあるそうだけど、前は運動会といったら当然の如く10月。運動嫌いの子供にとってはあんまりうれしくない月、そして私も喜べなかったひとりでした。でも、青空のもと校庭で食べるお弁当の時間は楽しみ。未だに鮮明に覚えている運動会のお弁当の中身のメインは栗ご飯に、シソの実の塩漬けとまだ青いミカン。なつかしいな、この組み合わせ。

 さて、本格的な栗拾いをするのは今年が生まれて初めてでした。すごーく楽しかったーー! イガの中で栗がどうやって並んでいるのか(大体が3兄弟)、イガの内側がどうなっているのか(見方によっては気持ちわるー)、栗につくクリーム色したイモムシの成虫の名前がなんていうのか(クリシギゾウムシ)、「へえーー」と思うことばかり。特にクリシギゾウムシの成虫をナマでみた時は嬉しかった。体長1.5cm程度、その名のとおり、ゾウの鼻を連想させる長ーい口でもって、栗の実がまだ緑色でやわらかな時を狙って、栗の皮に穴をプシュっと開け、そこに卵を産むのだそうです。栗の実の中で孵化した幼虫は、栗を食べて成長、栗の実が落ちてから、人間の魔の手をうまく逃れられればしてやったり、穴から這い出て地中でサナギになり冬を越して翌年の半ば頃に成虫のお出まし、とつながるそうです。
 

 いや、ゾウムシの一生に気を取られている場合ではない。虫が入っていなそうな栗を目を凝らして選んでいくのは思った以上に疲れます、ああ肩が凝るーー。ゆでた栗全部の皮をむくのも楽じゃない、、うう、もっと肩が凝るーー。でもこれも、自分で採った栗を使ったお菓子作りの下準備となればドンマイドンマイ。栗との格闘で疲れて甘いものが欲しくなったときには、『ほっこりまろん』。簡単にできて、素朴で、栗三昧です。秋の行楽のお弁当のデザートに持参してもいいかしら? 栗ご飯のあとにはダブルパンチでシツコイかも。